夢幻的プラネタリウム

visionary planetarium

「王様戦隊キングオージャーショー」1/20 11:00


Gロッソデビューしてきた!昼過ぎまでフリーな東京滞在スケジュールに適した時間の公演があり、お誘いしたら水道橋まで出て来てくれる友人にも恵まれたので。東京ドームとTDCホールにしか足を運んだことがないため迷子になりかけたけれど、Youtubeの行き方動画に救われた。何もわからないので最後尾と書いてある入場列に並び流されるまま入場したら目の前にクワガタオージャーが立ち動いていてテンションが上がった。立ち止まらなければ写真撮影をしていいとのことで歩きながら写真を撮っていたら、クワガタオージャーが!手を!差し出して!くれたので!Gロッソで僕と握手!できた!!!もうこの時点で大満足。

開演即カメジムに「死人(しびと)の兵隊を増やすため皆さんにはここで死んでもらいます」と死を宣告されたの治安悪くてちょっと笑っちゃった。スーツ姿のキングオージャーも含め、演者本人や声優本人の声ではなく演者や声優にしっかり寄せた声としゃべりかたの人による吹替で物語が進行していくの、おもしろい文化だなと思った。素顔の戦士の本人登場は、ショー本編の序盤と終盤、本編終了後のトークパートの3か所。序盤の登場に関しては、Gロッソ無知が故のステージの機構のすごさに目を奪われていて気がついたらステージに中の人たちが立っていたので、本物だ……!以上の感想がない。ステージの機構とアクション、本当にすごかった。ステージがスライドして奈落が登場することで、ステージからそこに飛び込むアクションが成立するの。ステージの上にある実質2階以上からその奈落に落下したり飛び込むの、何度見ても迫力満点ですごかった。客席を練り歩く客席登場のみならず、客席頭上からのフライング登場もあるし、ステージ上で火は出るし二酸化炭素噴出するしスモークも焚くしプロジェクションマッピングで背景を変えたりもする。もはや私の知らないヒーローショーだよ。ステージにいるヒーローに客席から大きな声援でパワーを送るパートくらいしか私の知っているヒーローショー要素なかった気がするもん。このパワーを送るパートも、会場内で販売されていた制御ペンライトが虹色にギラギラ瞬いてパワーを送ったりするので。視覚的インパクトがすごい。序盤の登場では素顔で変身モーション→暗転→スーツ姿という変身だったのが、終盤の登場では変身モーション→スクリーンが降りてきて変身エフェクトがかかる→スクリーンが上がってスーツ姿にパワーアップしていてすごかった。スクリーンが見えていてもテンションが上がる変身。

5人の戦士からそれぞれクイズを出されるトークパート。初手、投げたクイズに回答をされた後に「ですが!問題は最後まで聞きましょうね」と付け加えるカグラギ殿、めちゃくちゃカグラギ殿って感じのムーブでよかった。二択問題なのに客席から上がった回答を拾って選択肢1をそれにするリタ様も雑さとそれを聞いて「それじゃあ1ははずれじゃないですか」と理解しているカグラギ殿も、いい。このクイズパート、どの程度演者に任されているのか非常に気になる。ヒメノ様とカグラギ殿とで、どちらのカラーのペンライトが多いかの諍いがはじまって、Gロッソのお姉さんに「止めてください!」と任されたギラが、あたふた困惑しながら「やめてよ!」と仲裁している時間、ゆるふわで邪悪の王要素なくてかわいかった。そしてその次のペンライトが青に変わるまでヤンキー座りで待ちの姿勢を崩さない総長。総長、段差に腰かけたり不意のモーションがまじで総長のそれでとてもよかったですね。「ヒントいるかー?最初の文字はシ!2文字目はオ!3文字目はカ!」とさくさく答えに近づいていく総長、最終的に袖にいる想定のシオカラと会話はじめるから愉快。最後に据えられたギラ、「あ、はじめまして、邪悪の王です」と控えめ好青年風挨拶した後に「俺様は邪悪の王!」と邪悪の王ムーブかますので最高だよ。邪悪の王、教育番組かの如く「せーので答えてね!」した後にクイズの答えの「ドゥーガ」を聞いて、「さんをつけろ雑魚ども!!!」とブチ切れるのめちゃめちゃ切れ味よくて笑った。最後、下手まで行き上手にはけていく最中、ヒメノ様が客席の何かしらを見て「世界一美しい?知っているわ」と頷いているの最高だった。あと「ヤンマ総長愛してる?俺もだスカポンタヌキ」と打ち返す総長ね。総長がこういう感じのことを言うと、歓声と同じくらい「ふぅ~!」タイプの声が上がるのじわじわ笑った。本編30分ちょいでトークパート含めると45分弱かな?体感があっという間な現場だった。