夢幻的プラネタリウム

visionary planetarium

「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」


完全に主役は場地。金髪の高杉真宙が演じる千冬が大好きになってしまったので、場地は千冬に甘えすぎだろ!あまりにも千冬がかわいそうだよ!の気持ちで見てしまった。場地さんがかっこよかった話をしたのに「ちょっと何言ってんのかわかんない」と返されて「めちゃめちゃいい話だろ殺すぞ!!!」とぶち切れる千冬めちゃめちゃかわいかったもんな。あまりにも場地さん大好きワンコで。場地の最優先はトウマンのメンバーなので、こんなに懐いて一緒にいてずっと信じていた千冬のことを置いていってしまうんだよ。あまりにも酷。だって千冬に遺したのは「ペヤング食いてえな」「千冬、ありがとな」という言葉だけなんですよ。ずるい人でしょ。そしてそれに対応するように場地の墓の前で「半分こっすよ、場地さん」「ありがとうなんてずりいよ」と泣きながらペヤング啜る千冬を見てつられて泣いてしまったもん。千冬、強く生きような。ずっと、千冬に優しくない世界の話だ……と思って見ていたけれど、「これからも一虎はトウマンの一員だ。お前を赦す」というマイキーからの伝言を聞いて、マイキーにも優しくない世界だなと思いました。マイキーは赦さなくていいよ。

楽しみにしていた抗争シーン、めちゃくちゃぶち上がる場面はあれど縦の動きが多いから安全確認が気になっちゃってそんなに入り込めなかった。廃車の山、ぜんぶ接着してるのかなとか気になるじゃん。でも番隊長の正装とされる黒い特攻服に白いたすきめちゃくちゃ映えるしめちゃくちゃかっこよくてずるいと思った。マイキーへの拳を横から止めて「100年はえーんだよ」と呟くドラケン最高すぎて痺れたし。抗争の中にいる山田裕貴、だんだん村山っぽく見えてくるから怖いんだよね。自分の脚を殴り始めるのとか。しかしこの抗争のハイライトは三ツ谷の登場です。あまりにもかっこよくて呼吸するの忘れてた。最高の登場シーンでしょ。

タケミチが過去に戻るときにも思ったのだけれど、直人から見るとタケミチが戻った後の世界ってどういう風に見えているんだろう。何も知らないタケミチが現れるのか、タケミチ不在のまま世界が進むのか。恐らく前者だと思うのだけれど。タケミチが過去を生き続ける選択をしたことで、直人は変わっていく世界をひとりで抱えて生きていかなければならないのかと思うとその果てしなさに呆然としちゃう。

あと劇伴ばちばちにかっこよくて最高だった!マイキーがバイク走らせているときの曲めちゃくちゃかっこよくて劇場でテンション上がっていた。映画見終わってからSpotifyで映画のサントラ聞きまくっている。劇伴がかっこいい不良映画は最高に決まっているので最高です。要所要所相容れないなと思うところはあるけれど。