夢幻的プラネタリウム

visionary planetarium

「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」


冒頭に前回までのお話があるし、エンドロール後にキャストインタビューがあるし、次回予告もあるし、本編自体はそれほど長くないどころか短いくらい。冒頭からいきなり「エンドロール後にも映像がございます。最後までゆっくりご覧ください」とテロップが表示される映画、はじめて出会ったよ。公開日前にスペシャルドラマで放送されていてもおかしくないくらいのボリューム感。

派手で規模が大きい抗争が見たい!とこの映画を選んだのに、抗争シーンは次回の見せ場だったので若干肩透かし。でも金髪の高杉真宙も、蹴りを入れる脚の長さが驚異的な清水尋也も、回想マイキーのビジュアルの吉沢亮も好きだったので満足です。高良健吾くんが出ているというサプライズにも遭遇したし。原作も読んでいないしアニメも見ていないし映画の前作以外の情報は特に入れずに見に行ったので不意打ちで高良健吾くんに遭遇して、うっわ高良くんだやっぱり顔がめちゃくちゃ好きすぎる!とテンションぶち上がった数秒後にそのキャラクターの死を突きつけられて情緒ジェットコースターに強制乗車させられた気分だった。呆然としながら見ているとバイクいじっている回想シーンで失ったものの大きさを突きつけられるので。ストーリーとはまたちょっと違うところで泣きそうになってしまった。このシーンを処理しきれないまま上映が終わったの、何度思い返しても事故以外の何物でもない。

あとは、リベンジという物語の動機付けのために死を与えられるヒロインの位置付けにどうしても納得がいかないなというのが感想。前作見たときはそこまで引っかからなかったのに今作では引っかかるの、繰り返し死を与えられ続けられているからなのかな。物語全体に守るとか信じるとかそういう言葉が散りばめられているし、物語の根幹なんだろうなというのは理解できるので、ここに引っかかる人間には向いていない映画なのだろうなと思って意識的に切り離して見たけれど。予告のドラケンと半間のシーン見て、こんなんハイローじゃん!とぶち上がってしまったので次作もちゃんと見るつもり。